ヘルシング

噂通りの名作だった……


ヘルシング６

ヘルシング７


ヘルシング８


ヘルシング９


ヘルシング１０


何よりも勢いが素晴らしい

ストーリー展開的に
キャラクター的に
セリフ回し的に
雰囲気的に
絵的に

印象に残らないシーンがほとんどない

どのシーンも強烈で
どのキャラクターもぶっ飛んでいて
それがたまらなく面白い

凄いマンガだ
連載当時、リアルタイムで追っていた人たちは意見が変わるかもしれないけど

1巻から10巻まで
気がついたら読み終わっている

まさに映画一本を見終わったかのように
流れるように進み
流れるように終わった

物語の面白さもさることながら
この勢いは今まで読んだ漫画の中でも群を抜いていて
それが実に気持ちがいい


きっかけは
主人公たちヘルシングの敵である
ナチス敗残兵
ミレニアム大隊を率いる少佐の
あまりにも有名すぎる演説


これに興味を持っていたから読み始めたというのに

読み終わってみると
むしろあらゆるシーンが名シーン
サーチ＆デストロイの辺りとか
イスカリオテの辺りとか

ベヨネッタじゃないけど
ノンストップ・クライマックス・アクションだ


コマ割りもまた面白いね
特に、私はジョジョを読み続けているのもあって気になったところもあるんですけど
最近の変わった形のコマ割りを使うマンガかと違って
とてつもなくシンプル

シンプルだけど、だからこそ
魅せようとしているところが非常に分かりやすくて面白い

まるで映画の絵コンテのようにきちっ、きちっとしたコマ割りが続く中で
一ページまるまるどーんと使った絵で魅せるところなんか
それまでがきっちりしているから余計栄えているように見えるし
そう言うところがたまらなく好き


作者の趣味前回なところもいいね
本編的にもおまけ的にも
おまけ中では結構、色んなマンガやアニメを観てるんだなってのがうかがえるけど
それ以上に、アメリカのアクション映画が好きなんだろうなっていうのが
劇中のシーンから読めて
そう言うところも含めて楽しい


いやあ
ここまで面白いマンガは久しぶりだわ


なんで今まで手を付けなかったんだろう


さて
と言うことで
ヘルシング 全10巻

最初から10冊で終わらせるつもりだったんじゃないだろうかと思えるね

まあ、それはそれとして

ヘルシングも、少佐の演説と、全10巻で完結するっていう
二つの点で買うことを決めたけど
まさかこれほどまでに面白いとは
予想以上だよ！


全10巻っていいね
長すぎず、短すぎず
きれいに完結している作品が多いのがいい
いつまでも長々と完結しないマンガよりもずっといい


エマ 全10巻

エマ (1) (Beam comix) (2002/08/26) 森 薫 商品詳細を見る

蟲師 全10巻

蟲師 (1) アフタヌーンKC (255) (2000/11/20) 漆原 友紀 商品詳細を見る

Ｙ十Ｍ 全11巻

Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(1) (ヤングマガジンコミックス) (2005/11/04) せがわ まさき 商品詳細を見る

寄生獣 全10巻

寄生獣（１）: 1 (アフタヌーンKC (26)) (2012/09/28) 岩明均 商品詳細を見る

惑星のさみだれ 全10巻

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス) (2006/01/27) 水上 悟志 商品詳細を見る

アタゴオル玉手箱 全9巻

アタゴオル玉手箱 (1) (偕成社ファンタジーコミックス) (1992/10) ますむら ひろし 商品詳細を見る

他にないかな
全10巻で綺麗に終わる面白いマンガ


オーバーするけど
意外と幽遊白書とか全19巻だったりするんだよね
全体的にストーリー覚えてるけど
今思えば19巻って
ずいぶんと濃い19巻だな