
童夢
いやあ
面白い
つい三回も読み直してしまいました
これぞ超能力もの
サイキックもの
っていうようなSFマンガですね
能力バトルじゃなく
純粋なサイキック
ようやく求めていたものが見つかりましたよ
ただ、この漫画のすごいところは
『画力』
単純に書き込み量が凄まじい
今でいえば
『GANTZ』とか『魔法先生ネギま!』とか
背景用のCGモデルを使っていたりしますけど(だからと言って楽ちんなわけじゃないらしいですね)
CGのない時代に
まるで映画でも見ているかのようなカメラワークや
表紙で崩壊している団地の崩壊前後の絵は凄まじく綿密に描かれています
この漫画、A5サイズなんですけど
正直A5でも小さいと感じるレベル
背景だけじゃなくって
登場人物の表情もリアルです
全員が生きている
狼狽している表情なんか圧巻ですね
しわや汗がすごく自然
そして、一番気に入っているのが
サイキック描写
テレポーテーションの描写が個人的にツボ(;^ω^)
またたくどころかそれ以下の時間で消えた感がすごい
特に
某竜玉漫画みたいに『シュンッ』って効果音があるわけでもなく
某死神マンガみたいに「消えた……。だと……?」みたいなセリフがあるわけでもなく
果てには消えたことが分かりやすい、動きを表す線があるわけでもなく
ただ消える
基本的に音やセリフで『説明』するんじゃなく
絵だけで『表現』するところが
最近のマンガしか読んでなかった私には衝撃的でした
マンガ好きでなくとも
一度は読むべき一冊です
さて、
次は同じく大友克洋先生の名作
AKIRAを買うかな
余談
別にドラゴンボールの瞬間移動は
あれはあれでいいと思いますけどね
バトルマンガだし
貶めるためじゃなく、単に例として挙げただけ
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