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クラムボンは笑ったよ! ~宮沢賢治Xますむらひろし~

かぷかぷ笑ったよ

で有名な宮沢賢治の童話『やまなし』と
銀河鉄道の夜の原型のようなお話『ひかりの素足』を漫画化した

ますむらひろし先生の新作マンガを買ったよ!

やまなし1
やまなし ひかりの素足
単行本サイズじゃないです

やまなし2

風の谷のナウシカと同じB5版という大きさwww
(ハードカバーなのでもうちょっと大きい)


クラムボンという不思議な言葉
実を言うと『やまなし』は読んだことが無かったので

まさかカニのお話だとは知らなくて驚いた(;^ω^)

宮沢賢治の童話の中には
残酷な話がちょろちょろあったりするから
身構えながら読んでいましたがwww
読み終わって改めて読み直しましたね

ここではあえて宮沢賢治の世界についてはあまり触れず
ますむら先生がした表現と言うか
ますむら先生なりのコミカライズに触れますが

『やまなし』全体を通して
描写が丁寧

特に面白かったのが、主役のカニ
今までネコ、ペンギン、ウサギを描いてきたますむら先生ですが
それらのキャラクターって
どこか似たようなところがあって
どの動物が描かれても「ああ、ますむら先生だ」という印象があった
ところが今回はカニ

このカニがねえ
ますむら先生っぽさみたいのなモノはないかもしれない
けど、カニらしいカニの絵なのに表情豊かでかわいいんだ

もう一つ面白かった点は
森や山を描くことが特に多いますむら先生が
今回は川の中っていうのも新鮮かも
初期のアタゴオルで川の中に避暑するお話があったりもしたけど
緑のイメージが強いますむら先生の絵では珍しい
青のイメージが印象的だった


同時に収録されている『ひかりの素足』も読んだことなかったんですけど

こちらは『銀河鉄道の夜』の原型らしい
というのをますむら先生が巻末のあとがきに書いていて
確かにそう見える

タイトルを聞いたこともなかったんで
もう先の展開が気になる気になる
原作を読んだことあったら、ここまで食い入るようには読まなかったかもしれない

180ページ近くあるマンガの内
最初の35ページが『やまなし』で
残りの150ページ近くが『ひかりの素足』
長い


ちょっと気になったのが、作中の
「僕はアンデルセンのお話やなんか、もっと読みたいなあ」
という台詞

実は今月
藤田和日郎先生の『月光条例』を全巻大人買いしてて
それもあって「アンデルセンのお話を読みたい」っていうセリフが
やたら頭に残った


今月はあと北斎画集を待つだけ
発売日になったらAmazonで注文できるようになってたから注文したけど
着日が遅め
Amazon側には在庫がない様子


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