7SEEDSの最新刊を買った

泣いたよ、私

マンガで泣いたって
今まで『惑星のさみだれ』ぐらいだったけど

人の死 以外のことで涙が流れる

タイプの作品っていいよね

マンガに限らず



７ＳＥＥＤＳ２８

幸せだったころ
自分の見たいものを見せる幻覚


主人公たちが蜘蛛の卵が出すその幻覚物質に囚われる中で

ナツの見たものに私は心を打たれました


ナツ以外の主人公たち
ハナや荒巻さんやらが幸せだった過去に戻る中

ナツも同じように元の世界（正確には幻覚）に戻るんですが

危険極まりないサバイバルから
安全な元の世界に戻ったというのに
自分の部屋に帰ってきて愕然とする

それは、引きこもりだったころの自分に戻るのと同じだから

ナツは多くのものを未来世界で手に入れていた
過酷な未来世界で、本当に幸せだと思える時間、思えるものを手に入れていたから
元の世界に戻って酷く孤独感に打ちのめされてしまっていた


そこに
蛍ちゃんの呼び声が聞こえてくる
自分の手を見て
そこに自分が歩いてきた道があるから、と


そっからの演出
そこからの表現
そこからの展開


素晴らしいの一言


手の平の表現に涙腺が緩む
ナツの成長をはっきりと描く心理描写が
家族へかける最後の言葉が

私を涙させる



物語的にも泣けるし

田村先生の演出に感極まって涙が流れる



今記事書くために読みながら書いてんですけど
そうして読みながらまた泣きそうになってる



表現の仕方があまりにも素晴らしい

ここ最近、半ば惰性でこの漫画を買っていたところがあったけど

本気で思う

２８巻買ってよかった

7SEEDS読んでてよかった

この作品は間違いなく田村由美先生の最高傑作だし

まさにこのマンガがすごいという言葉につきる
こんなに良いマンガそうそうないよ

7SEEDS 28 (フラワーコミックスアルファ) (2014/12/10) 田村 由美 商品詳細を見る