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この漫画がすごいらしい ~黒博物館~

今「このマンガがすごい!」にノミネートされたかなんかして
本屋さん(のコミックコーナー)でやたらプッシュされていた

ゴーストアンドレディ1

『黒博物館 ゴースト アンド レディ』
を買ったよ

本誌に掲載されたときに親と対決してるシーンが面白かったから
単行本買おうか悩んでたんだけど
本屋に背中押された感じで購入

傑作どころの問題じゃなかった
買おうか悩んだ理由はいくつかあった
帯の煽り文に第2弾って書いてあるなら1作目のスプリンガルドから読みたいし
何より、藤田先生って、天野喜孝先生みたいに
髪の毛にこだわりがあるっぽいし
特に黒髪の書き方が丁寧だから
19世紀ロンドン好きだけど、藤田先生好きだけど
どうかな~
って思ってたんですよ

今となってはそんなことで悩んでたのがアホらしいレベル
もうスプリンガルドも早く読みたい(最寄りの書店は全滅だった

ゴーストアンドレディ2

もう面白くて面白くて
ページをめくる手が止まらないのなんの

気が付いたら翌日仕事なのに2時まで読んでました(笑)



あらすじはシンプル
かの有名なフローレンス・ナイチンゲールの生涯を
彼女に殺すために憑りついていた幽霊『灰色の服の男』グレイが語る
というもの

上下巻で冊数も少ないけど
密度が尋常じゃないほど濃い
駆け足で物語が進むってわけでなく
物語の構成に一切の無駄がない


特に、を効果的に使った表現方法、演出が素晴らしすぎる

演劇を題材にしている点からのスポットライトや
ランプの貴婦人の異名からくる表現
回想シーン(フローの物語・過去)では昼も夜もあるのに
回想を語っている間(学芸員との会話・現在)は、ずっと暗いのか明るいのかよくわからない状態(たぶん薄暗い?)

直近で『放浪記』を観に行ったからか
シェイクスピアを引用することが多く、構成が演劇っぽいところにどうしても目がいく

演出が凝ってる上に丁寧だし


それと、表情の描写が凄すぎる
微妙な表情の変化が秀逸すぎる漫画家として富樫先生を私はよく上げるけど
藤田先生のそれはまた違うベクトルで凄いわ
すごいじゃなくて凄い

笑顔の描き方が上手い

いや、そりゃそうだwww
藤田先生だものwww


最初から最後まで一気に読めるというか
一気に読んでしまうし

映画一本観たかのような読後感は
しばらくほかの映画や漫画を読ませないほど

これは読んでみてほしいわ
スプリンガルド買お


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